私とお能

お能を始めた理由
お能を始めようと思った理由は、3つ。
一つ目は、亡くなった祖父が観世流の謡の先生をやっていて、
小学生の頃から、「一度習って見たい」と思っていたこと。

二つ目は、フラメンコを習っていて、「安定感がない」という
致命的な欠点を感じていたのだけれど、これを解消するのに
お能が役立つのではないかと思ったこと。

三つ目は、大学病院時代の友人から、
「お能(金剛流)を始めて、とても楽しい」という話を聞いたら、
どうしてもやってみたくなったので。

で、「飽きたらすぐにやめられるように、まずはカルチャーセンターから、
はじめてみよう」と、フラメンコのときのように、気軽に
始めたつもりが、ハマってしまったのでした。


今まで習った曲
「老松」「猩々」「吉野天人」「鶴亀」「羽衣」「田村」「紅葉狩」
「熊野」「井筒」「富士太鼓」「善界」「殺生石」「高砂」「清経」
「経正」「屋島」「鞍馬天狗」……

でも、習ったといっても、さらっと撫でた程度のものがほとんど。
まともに舞えそうなのは、発表会で演じた「屋島」のみ。
あとは、かなり怪しい……。

 
先生
私が習っているのは、「芸大の講師で一番怖い」と
評判の高いT先生です。
飛んだり跳ねたりの「男舞」が得意で、ちょーかっこいいけれど、
「女物」をやっても、楚々としてステキな先生です。