柴犬ルナ子のひとりごと

2002年 <その2>
2002年8月12日
ルナ子の夏休み日記

その1 お手伝い

皆さん、暑いですね〜。お元気ですか?

ルナ子は毎日、エアコンの下で父ちゃんとお昼寝。
リビングでエアコンがつくと、ちゃんとわかるのよ。
父ちゃんがボーっとしてルナ子のこと忘れてたら、
「アン!アン!入れてよ!入れてったら!!」って催促しちゃうの。

皆さんは、夏休み、どこか行った?
ルナ子はね〜、昨日、父ちゃんのお手伝いをしたよ。
父ちゃんがね、お夕飯の後、大きな袋から紙をいっぱい出して、ルナ子が寝てるそばで広げはじめたの。「町会の行事のぽすたー」って言ってたかな?

ルナ子、はじめは「父ちゃん、何してるのかなぁ?」って、じーっと見てたのね。でも、くるくる丸まってたから、ルナ子、伸ばしてあげようと思って、その上で「フセ」してあげたの。

そしたらね、父ちゃんたら怒るのよ!
「ルナ子、邪魔だよ!」ですって。失礼しちゃうわ!
せっかく、お手伝いしてあげてるのに。

ルナ子だって、ヒマじゃないんだからね!




その2 ルナ子、わかんない・・・

こないだ、純子姉が「お練習のあとのビール♪」とか言って、クピクピモグモグやってたのね。でも、ルナ子、知らん顔して寝てたの。

だって、純子姉はケチだから、ルナ子に分け前、くれないんだもん。父ちゃんだったら、おねだりしたらくれるのに。(この前なんて、コロッケ3個も食べちゃった♪) 
ルナ子、無駄なことには労力を使わない主義なの〜。

そしたら、頭の上で何か聞き覚えのある音がする・・・。
あれ? これって、ルナ子のチーズの皮をむく音じゃない??
ハッと、純子姉の顔を見る。
でも、何にも持ってないみたい。
ん〜。変だなぁ・・・。クンクン・・・やっぱり、臭う! 
チーズだ! 純子姉、チーズ持ってるんでしょ?!
当然、ルナ子にくれるよね?!
純子姉の膝にタッチして、思いっきり可愛い顔で甘えてみた。

   純  「しょうがないねぇ・・・・。じゃあ、ルナ子、○×△□!」
   ルナ 「?」
   純  「○×△□!!」
   ルナ 「??」
   純  「ルナ子、○×△□だってば!!」
   ルナ 「??? 何? 純子姉、なんて言ってるの?
       ルナ子、わかんな〜い」
   純  「まったくもう、ルナ子はお馬鹿なんだから!」

ブツブツ言いながら、チーズをくれた。

あとで由紀子姉に言ってた。
「ルナ子は、あたしの言葉がわかんないみたいよ。「お座り!」って言ってるのに全然、反応しないの。由紀子や父ちゃんが言ったら、即、反応するのにね。私の言葉は外国語かい?」
だって。

なーんだ。「お座り」だったのか〜。
ちゃんと、ルナ子にわかるように話してよね、純子姉!

(Y)
2002年7月17日
幸せになるには

毎日暑い日が続きますね。
ルナ子は、暑さを理由に、毎日の散歩はサボりまくってまーす。

でもねー、そんなルナ子を見て、最近、やたら、純子姉と由紀子姉は、

「ルナ子って、ほんと、自由気ままよねー。
そうやって、散歩を拒否してるから、デブになってるのに、デブの自覚もないのよねー。
デブデブいわれても、全然気にしないしさー。
だから、ルナ子って幸せなのかなー。うらやましいよねー
ほんとのとこ、ルナ子って何が楽しくって、生きてるのかしらねー」
っ言って、からんでくるのよ。

そんなに幸せになりたきゃ、ルナ子のようになればいいのにねっ!

今日は、ルナ子流、幸せになる術を紹介しちゃうわね。

1. 好きなことだけする。嫌なことは断固拒否する!(嫌なものは嫌っ!)
2. 怖い人(純子姉よ)から、相当怒られない限り(危険でない限り・・ってことね)は、我が道をいく
3. 向上心を持たない(チャンピオン犬になるつもりなんかないもーん)
4. 欲がない(食べて、寝て、いい子いい子してもらったら、それだけで幸せだもんっ!)
5. どんな時でも、いつもルナ子が正しい!!(ルナ子の辞書に「私が間違ってる」という文字はない!)
6. こんなルナ子に、文句や悪口をいう人がいても気にしない。聞いてもすぐ忘れる。
7. 「人生とは?生きるとは?」なんて、こむずかしいことは考えない!
8. 相手を素直に信じる(人の心の裏表なんて、ルナ子にはわかんなーい!)
9. 過去なんて思い出さない。未来なんて考えない!
10.結論! ともかく、何でも今、楽しきゃ、それでいい!

こうやって生きてるから、いつも「にっこりルナちゃん」でいられるのよ。ルナ子がにこにこしてるから、皆も「ルナちゃんって、かわい〜い!」って言ってくれるんじゃない!?
ルナ子流に生きられれば、みーんな、幸せになると思うんだけどなー。

純子姉にしても、由紀子姉にしても、人間って、面倒くさい生き物よね。

なんていったって、素直で甘え上手が一番! 
ルナじいったら、ルナ子のおねだり声が聞きたくてしょうがないらしいから、このクソ暑いのに今日はルナ子のために、わざわざスーパーにチーズを買いに行ってるのよ。うふふ・・・。可愛いって、得よね!

純、由「・・・やっぱ。ルナちゃんって、うらやましいわ・・・・」

(J)
2002年7月10日
ペンギン幼稚園

すっかり、暑い夏になりましたね。ルナ子の苦手な季節・・・。
夏はやっぱ、クーラーの下で一日、だらだら寝てるに限るわね。
うらやましい生活でしょ?
 
ところで、今日は、ルナ子の大―好きなお兄ちゃんを紹介しまーす。
 
ここから、お兄ちゃんのホームページに飛べるのよ。
でも、これって、ほんとは、ルナ子の「子分」のホームページじゃないの???
悪いけど、子分より、ルナ子の方が写真写りがいいわよね?

ちなみに、「ペンギン幼稚園」って、ページの名前の理由はね、お兄ちゃんのあだ名が「ペンギンさん」だからなのよ。
森津姉弟って、変わり者だから、動物名のあだ名でお互いを呼んでるの。
純子姉は「かもめくん」でしょ。由紀子姉は「きつねちゃん」。で、お兄ちゃんは「ペンギンさん」なの。不思議な姉弟だよねー。

でも、3人は超仲がいいのよね。3人集まると、丸一日どころか、夜中過ぎて、夜が明けるまでぺちゃぺちゃおしゃべりしてるもんねー。

ルナ子が思うに、純子姉も由紀子姉も、相当ブラコンだわね。

よく、姉達は「ペンギンさんをだんなにできる人って、幸せものだよねー。どこかに、ペンギンさんみたいな人が転がってないかなー」って、いってたもの。
出来のいい男兄弟を持つと、理想が高くなってお嫁に行きそびれるから、かわいそうよねー。まあ、ルナ子もおにいちゃん大好きだけどさー。

でも、お兄ちゃんて、ほんとにすごいのよ。
一見普通の優しそうな人なんだけどさー。甘え上手なのに、責任感強くて頼りになるし、ものすごーく考え方が深いんだってー。
なんたって、あの純子姉が、お兄ちゃんに叱られたり、意見をいわれると、しゅんとして素直になるんだから!・・・って聞いたら、どんなにすごいかわかるでしょ?!

いいなー、ルナ子、お兄ちゃん家に生まれたかったなー。
(J)
2002年7月3日
散歩は嫌い

こんにちは。

なんだか、純子姉の話を聞いていると、人間って複雑な生き物なのねーって思っちゃうわ。
ルナ子は単純だから、「切る」とか「手抜き」なんて難しいことは、なーんにも考えず、ひたすら、その時の気分だけで生きてるわよ。

ルナ子、雨降りは嫌いだから、雨の日は散歩は行かないのー。
雨が降ってなくても、お散歩嫌いだから、気分が乗らなかったらもっちろん行かないわよっ! 

そうすると、純子姉は

「ったく、散歩サボってると、ますますデブになるよ!しょうがない子ね!」
って、怒るんだけどさ、純子姉だって内心、
「やった! ルナ子の散歩に行かなければ、20分、時間が浮いた!ラッキー!」
って、思ってるの、ちゃーんと、知ってるもんねー。

だいいち、嫌々散歩に行くと、疲れてすぐ座りたくなっちゃうのよー。でもさっ、ルナ子が座り込むと、純子姉、とーっても機嫌悪くなるのよね。それって、お互いの精神衛生上、よくないでしょ?

そりゃ、ご近所の人たちも、

「散歩しないなんて、犬としては怠慢よ。だから、ルナちゃんって、デブなんじゃないの?」
とか、親切に言ってくれるわよ。でも、そんなのルナ子の勝手でしょ?

少々デブだって、死にゃーしないわよ。それに、チャンピオン犬を目指してるわけじゃあるまいし、

「スリムで、柴犬らしくて、素敵なわんちゃんね」
って、人から褒められなくても、べつにいいのよ! 

まあ、好きで「立派」を目指している犬ならいいけど、人間の都合で、「立派」を求められて、一生、辛いシゴキに合う犬って、かわいそうよねー。

ルナ子、平凡なお家にもらわれてきて、よかったー。
ルナ子は、悪口を言いたい人には、言わせとくんだー。
それより、毎日をルナ子らしく楽しく過ごすことの方が、ルナ子には大事だもんねー 

それにね、ルナ子が好き勝手に楽しく過ごしてると、由紀子姉みたいに、
「ルナ子は、好きなことだけして、楽しそうでいいよねー。ルナ子とかわりたいなー」
って、うらやましがってくれる人もいるもんね。

人生、短いんだから(犬は人間みたいに長生きできないもん!)、なるべく楽しく過ごさなくっちゃね。

(J)
2002年6月26日
指図無用。


昨日は、ついてなかったわ〜。
お散歩コースに、いつもササミジャーキーをくれるおばちゃんがいるんだけど、おばちゃん、お出かけしてたみたいなの。
ルナ子、とってもお腹空いてたのに・・・。

しょうがないから、近所のガキ犬2匹と遊んで、おばちゃんを待っていたのね。
そしたら、ルナじいったら、いきなり、
 「ほら、ルナ子、車がきたぞ。どきなさい!」
って、いきなり綱をグイッて引っ張るの。
座り込んでイヤイヤしてたら、ルナじいったら、強引に、ルナ子を引きずって端っこに連れてったのよ。

ちょっと!苦しいじゃない。 何するのよ!
ルナ子は、もっとここ(道路の真ん中)で遊んでたいの! 
道の端っこで、チマチマ遊ぶなんて、ルナ子のキャラじゃないわ!
第一、ルナじいは、ルナ子の「じいや」なんだから、ルナ子に指図するなんて許せないわ! 
まして、手荒な真似をするなんて、無礼じゃない!

そう思ったら、思わず手(口)が出ちゃったわ。
カプッて、ルナじいの手を噛んじゃった。
ルナじいったら、「ルナ子が一番好きなのは、自分だ」って、密かに自負してたみたいだから、かなりショックだったようよ。
純子姉が帰ってくるなり、愚痴ってたらしいの。

でも、ルナ子もさすがに反省して、「8時のチーズ」の時間には、思いっきりブリブリの声を出して、甘えてあげたわ。
そうしたら、ルナじい、メロメロ。もうご機嫌なの。
男って、単純よね。

由紀子姉や俊之兄ちゃん、ましてや純子姉に噛み付こうものなら、
・・・想像しただけで、ルナ子、ご飯ものどを通らなくなっちゃうわ〜。

 
(Y)
2002年6月24日
ダイエットの季節


皆さん、二の腕のプルプルが気になる季節ですねっ!
ルナ子もウエスト周りがちょっぴり気になってきたので、ドッグフードをダイエットフードに変えてみました。
これだったら、カロリーが低いから、いっぱい食べてもOK!
おやつも食べても大丈夫よね、うふふふ・・・。


そう思って、ルナじいと姉たちの留守を見計らって、ささみジャーキーを盗み食いしちゃったわ。でも、あまり夢中になって食べてたら、純子姉が帰ってきたのに気がつかなかったのよね。
・・・不覚だったわ。

でも、足音を聞いてすばやく、テーブルの下に隠れたから、ばれなかったと思うわっ。

ところで、人間界は、今、サッカーで盛り上がってるんですってね。
でも、かわいそうなルナ子は、純子姉の原稿書きに付き合わされて、5月6月はずーっと、テレビを見させてもらえなかったの。おかげで、情報に乗り遅れちゃったわ。

そういえば、ある日の夜、純子姉が原稿書きの合間に、いい子いい子してくれるんじゃないかと、足元で寝てたんだけど・・・。急に、我が家の四方八方の家から同時に、

「うおー!!!やったー!!!」
って声と共に、地震かと思うような地響きがしたのよねー。
びっくりして、純子姉と顔を見合わせちゃったわよ。
なんでも、日本のチームが試合に勝った日だったらしいわ。
いいなー、ルナ子も、テレビみたいなー。早く、純子姉の原稿のお仕事、終わんないかなー。

 原稿といえば、純子姉が独り言で、「理想が高くて、文句言ってばかりいるとどうのこうの・・・」って書いてたけど・・・。
ルナ子は別に、いい子じゃなくてもいいから、文句を言うんだもーん!
嫌なものは嫌だもーん。だって、嫌って言わないと、
「ああ、ルナちゃんは、これが嫌いなのね」
って、みんなにわかってもらえないでしょ?
 
あ、でもね、そんなルナ子も、自己主張するときには、それなりに気を使ってるのよ。
純子姉にわがまま言っても、ぜーったい聞いてくれないし、あんまり駄々こねると、すっごく怒られちゃうでしょ? だから、ちょっと「ううっ!」とうなって、言うことを聞いてくれないときには、あきらめることにしてるの。

でも、ルナじいは、ちがうわよ。
じいは、ルナ子がどんなにわがまま言って、

 「今日は、ちーずの気分なのっ! パンじゃないのっ! ちーずくれなきゃ嫌! ケチケチケチ、どけちっ!ちーずくれるまで、すねてやるっー!
ちーず、ちーず、わんわんわーーーん!」
って、吼えまくっても、「仕方ないなー」って、わがままを聞いてくれるんだもの。

わがままな犬っていうものは、誰がわがままを言えば、聞いてくれるかって、本能的に知ってるものなのよ。

わかってて、わがまま言ってるの。

「自由にわがままが言える」っていうのは、ルナ子なりの信頼関係を感じている証なのよ。だって、さすがに、あんまり見知らぬ人には、わがままって言えないじゃない?


ついでに、ルナじいが困った顔をしながらも、

「しょうがないやつだなー。やっぱり、父ちゃんにしか、ルナ子は甘えられないんだなー。そうかそうか」
と、わがままを聞いてくれると、
「あー、ルナ子って、愛されてるんだわー」
って、実感にひたれるのよねー。
えっ?屈折してるですって? 失礼しちゃうわねっ!


ルナ子は、もっともっと、たくさんの人に愛されたいだけなのー。だから、いーっぱい、わがまま言っちゃうもんねー。


でも、純子姉は怖いから、わがまま言うのは、じいと由紀子姉だけにしとくけどー。


純「やれやれ、困った犬だ。そこがかわいいんだけど・・・。でも、度が過ぎると、嫌われちゃうぞ!」
(J)
2002年6月5日
ちょー怖かった!


ルナ子ファンの皆さん、こんにちわー!
ファンレターを下さったたくさんの皆さんも、ありがとーーー!!
ルナ子、感激です! 
姉たちに負けずに、ルナ子もがんばりまーす!

ところで、ルナ子、今日は朝、超怖かったの!
5時ごろ、うちの中にハエが入ってうるさかったから、
「ちょっと!あんた!ここは、ルナ子の家よ!出ていきなさいっ!」
って、夢中で追っかけているうちに、どうも二階に上がってたらしいの。

ハッと気がついたら、目の前には、寝ぼけ眼のこわーい純子姉の顔が・・・。
あまりの怖い顔に、青ざめて、固まって、言葉なく立ちすくんじゃったわよ。
で、

「ちょっと、ルナ子!! なんで、二階にいるのっ!」
の一言で、我に返って、一気に階段を駆け下りたわ。
(ルナ子、二階はお出入り禁止なの・・・)


コケて、ケガしたら、どうしてくれるのよねー。あーびっくりしたなー、もう! 
やっぱ、朝は気をつけなくちゃね。



デブ疑惑、はれる?!

「ルナ子、冬毛が抜けて、ちょっとスリムになったと思ってたら、なんだかまた、プクプク太ってきたんじゃない?」
姉たちったら、ルナ子が父ちゃんにチーズをおねだりしてる後姿を見て、そんなこと、言うのよ。
まったく、あんまりそんなこと言うと、ルナ子=DEBUっていうイメージが定着しちゃうじゃない!

「久しぶりに、量ってみたら〜?」
「そうだね」
ってことで、体重測定をすることになったんだけど、いつもは純子姉がルナ子を抱っこして、量るのね。
だけど、昨日は珍しく、由紀子姉がやることになったの。

「ルナ子、重〜い! 絶対、太ったよ。あんた」

量り終わって、引き算してた由紀子姉。
なんか、隣で青ざめてる。

「あれ? やばい・・・。 私が1.5kg太った・・・?」
未練たらしく、また一人で体重計に乗ってる。
由紀子姉! 何回、量ったって変わらないって!

ふふふ。
ルナ子は、ぜんぜん、太っていませんでした! 
13kgキープ!(←それでも柴犬としては、重いらしいんだけどね)

普段、ルナ子のこと、デブデブ言うからバチがあたったのよ。
由紀子姉、明日からルナ子と一緒にダイエットする?

(J) (Y)