ひまわり先生のひとりごと

2002年12月

2002年12月25日
今日は、クリスマスですね。昨日のイブは皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は昨日はフラメンコ、今日は、お能のお稽古です。

ところで、我が家では、最近ちょっとした事件が・・・。
半月ほどくらい前、父が、「なんとなく、胸がちくちくして動悸がする」とかいって、病院にかかり、「心肥大」と診断されて、利尿剤をもらってきました。内心、
「心因性の心臓病にそんな薬を出して、大丈夫かなー」
と思いつつも、「薬を飲んだら楽になった気がする」というので、しばらく放っておいたら・・・。

以来、だんだん飲水量が増え、ふと気がつくと、一日にサイダー1リットルくらい開けてるではないですか!(今まで、そんなもの、飲んだこともないのに・・・)

こりゃ、絶対変だと思って、薬の袋をチェックして驚きました!

 通常量の2−4倍の量を飲んでるじゃありませんか!
 びっくりして、
「こんなの相当、重症患者が飲む量だから、もう一回病院にいって、心臓の大きさは何%か聞いてきなさいっ!!ついでに、「とても喉が渇くのですが、飲んでいて大丈夫ですか」って聞いてらっしゃい!」
と言って、病院に送り出しました。

それで、やっと、ちゃんとレントゲンを取ってもらって、測ってみたら、案の定、心臓の大きさは、正常も正常!

医者は、「正常に戻りましたから、薬はやめましょう」と言ったそうな!
数日利尿剤を飲んだくらいで心肥大が治ったら、医者なんかいらないでしょうが・・・。
 
いやー、しばらくまじめにあの薬を飲んでたら、どうなってたことか・・・。早く気がついたから、いいけど・・・。電解質のバランスは狂いまくり、サイダーの飲みすぎで糖尿病になったら、どうするつもりなんだろう!

「こうやって、医者は、正常な人を病気にするのかもしれない」

と思ったら、背筋が凍りついた数日間でした。

みなさんも、薬にはくれぐれも気をつけましょう。変だと思ったら、ちゃんとお医者さんに尋ねてみましょう。お医者さんも人の子、間違えることがあるもんです。


今年も一年、いろいろお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

2002年12月16日
今年も余すところ、あと半月。月日が過ぎるのは、早いもんですね。
今年はひたすら、原稿書きに始まって、原稿書きに終わった一年でした。
来年は、もう原稿、あまり書かないぞ!

ところで、秋に出版した「絶対しあわせに死ぬ方法」の姉妹編、「心に天使を育てる本(仮題)」の方も、ようやくめどがつき、来年2月か、3月には出版できそうです。(やれやれ、ホッとしました)

「あなたに逢えてよかった!」のマンガを描いてくださった牧野和子先生が、今回もマンガを担当してくださっています。めちゃくちゃかわいいマンガに仕上がって、大、大、大、大満足です! とーーーってもかわいい本になりそうです。


そうそう、それから、来年明けに、NHKの「私はあきらめない」という番組に出ることになりそうです。文化放送のラジオに出る予定もあるし、来年早々は、久々にマスメディアの波がやってくるかしら??


ところで、もうじきクリスマス。なんでもちまたのアンケート調査によると、女の子が彼にもらいたいプレゼントの平均金額が、今年は5万円だったとか・・・。びっくり!!

そういえば、私の周りにも、「クリスマスだっていうのに、毎年、彼から(だんなから)は、プレゼントの一つもない! 私って、不幸!」と言っている人、多いなあ・・・。確かに、「プレゼントをもらうのは、当然のこと」って思っている人には、プレゼントのないクリスマスなんて、不幸極まりないものなのかもしれないけど・・・。


私は、その点とっても得な(?)性格。プレゼントはもらうより、あげる方が好き。

「このカードかわいい! これは、Oちゃんにあげたら、喜ぶかも…!」
とか、あれこれあげるときのことを想像しながら、プレゼント選びをするだけで、超ハッピーな気分になれます。

プレゼントって、人に幸せ気分を味わってもらうためだけじゃなく、自分自身が幸せ気分になるためにするものなのかもね。


2002年12月4日
最近、NHKの「精霊流し」にハマっている。シンガーソングライターのさだまさしさんの若い頃の話だ。さださんの曲は結構大好きで、特に、「精霊流し」はヒットした当時から、私の感性にとても合う曲だと感じて、随分聞いて、癒されたものだ。実は、先日出版した「絶対しあわせに死ぬ方法」を書き上げるまでの間も、
「この本のテーマソング」
と称して、ずっと毎日聞いていたのも、さださんの「奇跡」という曲だった。

このドラマを見ていると、さださんの人生を通り過ぎていったどの人が欠けたとしても、きっと「さだまさし」という人の現在はなかったんじゃないかと思わせられる。若い頃に大きな挫折を味わい、さらに、自分の周りの大切な人たちが、あれだけ次々に、亡くなっていくのを見送らなければならなったからこそ、あの名曲「精霊流し」が生まれたんだろう。人の運命の糸というのは、数奇で、どんな風に絡み合っているか、わからないものだ。人生って、誰でも死ぬ時に振り返ってみたら、「よくぞまあ、こんな風に、うまい時期にこんなすごい体験ができたものだなあ」と思うのかもしれない。

話は変わるが、昨日は、芸大の定期公演を見にいった。芸大の教官、卒業生、学生による定期公演なのだが、日舞あり、お能あり、邦楽アンサンブルありの面白い会だった。師匠が出るので見にいったわけだけれど、間狂言で出てきたのは、なんとなんと、野村萬斎さん! プログラムは本名だったので、出てくるまで気がつかなかった観客も多かったみたい。みんな、びっくりして、しげしげとプログラムを見直している人が多かった。

いやあ、今時、1800円で、あれだけのちゃんとしたお能を見られて、他にも日舞や、邦楽も観賞できるなんて、とってもお得。ついでに、ちまたではチケット入手困難な有名人の舞台まで見られるなんて、お能にはなじみのない人にも、取っ掛かりとしてはいいんじゃないだろうか。


しかし、萬斎さんも偉いよね。あんなに有名人になって、舞台に映画に忙しいのに、ちゃんと本業もしっかり続けているんだから・・・。相当、忙しく働いていて、その合間に、勉強もしているんだろうなあ。たいしたもんだ。