ひまわり先生のひとりごと

2001年11月26日
先々週あたりまで、
「うーん、なんだか、世の中、平和だなー。
平和で、平凡なことが、一番いいことなんだけど、
なんだか、平和過ぎて、気が抜けそうだなあ」
と思っていたら、先週になったら、なんだか、私の周囲では、怒涛のごとくいろんなことが起こって、いきなり、嵐のような毎日になりました。しかし、忙しくなると、途端に、生きてる実感を感じてしまうのも、なんだか、寂しい性格なものです。

その「嵐」のような忙しい原因の一つになったのが、ひょんなことで、ディズニーランドで、友人とフラメンコを踊ることになったこと。おかげで、12月は、フラメンコも、お能もしっかり踊り納めができるありがたーい月になりました。うーん、私の職業は、一体、なに?

ところで、話は変わりますが、最近、大人、子供を問わず、引きこもり、登校拒否、出社拒否の相談が増えています。子供にとっても、大人にとっても、生きにくい世の中になっているのでしょうか。

そんなことを考えていた今日この頃、たまたま、お能のお稽古中に先生が、こんな話をはじめました。

「三匹の子ブタの話で、レンガで家をつくったブタだけが、誉められるなんて、おかしいですよね。日本は木が多いんだから、木の家をつくったっていいし、時間がないけど夜露をしのぎたいときには、すぐ作れるわらの家を作ればいいのに!
レンガで家をつくったブタだけが、オオカミに食べられなくて、えらいなんてことはないはずなんです!」

いきなりのぶっ飛んだ話に、生徒はみんなで大笑いしていたのですが、でも、いわれてみれば、「なるほど、その通りっ!」って感じがします。

日常生活も教育も、もっと、その人らしさやその人のいいところを大切にして、その人が成し遂げたことをしっかり見て、誉めてあげられたら、みんな元気になりそうですよね。
以前、画家になりたかったけど、親に反対されて、画家になり損ねた友人が、こんなことをいったことがありました。

「ひまわりの絵を描きなさいっていわれて、タンポポのような絵を描くこがいても、「よくかけたね」って誉めてあげたいな」

そんな教育ができたら、引きこもりや登校拒否、出社拒否も、少しは減るかもしれませんよね。

2001年11月21日
週末、沖縄へ講演に行ってきました。
1泊で、あわただしく帰ってきてしまいましたが、次は、離島などにもいって、沖縄らしさを満喫したいですねー。

印象に残っているのは、「海ぶどう」! 
初めて食べましたが、すごく面白い食感で、気に入っちゃいました。あと、沖縄の獅子舞は、二人でやっているのに、ものすごく息があってて、びっくりしました。それから、織物、染物も面白かったです。

ところで、今回、沖縄にいって、いろいろな人とお話をして、考えさせられることがありました。

まず、びっくりしたのは、「沖縄は、男性は土地の人が多いけれど、お嫁にきている女性は、内地の人が多い」という話。それと、「ダイビングをしたり、泳いだりするのは、土地の人よりも、内地から来た人のほうが多い」とか。また、観光スポットについても、実は、土地の人よりも、内地から移り住んでいる人のほうが詳しいのだそうです。

さらに、「沖縄のどんなところが素敵だと思いますか」と伺ってみると、土地の人と、内地から来た人では、明らかに、好みが違うのは当然ですが、それだけでなく、人それぞれで、かなり違うのです。

実は、私自身も、
「どこか、沖縄で観光に行かれたいところはありますか」
と、最初に聞かれたときには、
「うーん、別に、ものすごく、こういう場所が好きとか、これが見たいって、ものもないから、なんでもいいやー」
と思っていたのです。でも、いろいろな人の話を聞いているうちに、
「そういえば、ダイビングは確かに楽しそうだけど、以前、別の観光地で、乗馬を勧められた時ほど、「やってみたい!」って気持ちにはならないなー。
それに、あちこちの珍しい建造物を見るよりも、土地の工芸品を見る方が好きかも…。ついでに、工芸品の中では、陶器はあまり興味ないなー。やっぱり、布、それも織物が好きかもー」
などと、実は、それなりに自分には、いろいろ好みがあることがわかって来ました。
好みを聞くだけでも、けっこう、その人らしさって、わかるもんですよね。

実は、最近、クリニックや講演会で、こんな質問をよくされるんです。
「私は、なにも特徴がない人間です。自分らしさっていうものが、よくわからないんです。私には、私らしさなんて、ないんじゃないかと思うんです」

でも、実は、なにも特徴のない人なんて、ないと思うんですよね。いろんなものの好き嫌いを考えてみて、それを人と比較してみるだけでも、自分では気がついてない、特徴って、いろいろ見つかるような気がします。

2001年11月14日
最近、すっかり、独り言の更新が滞ってしまいました。
あれもこれも書こうと思うことはあれど、なにかと忙しくて…。
いけませんね。

この1ヶ月くらいの間に、いろいろなことがありました。
中でも、私の中で一番のニュースは、友人のお茶会に出かけて、着物デビューしてきたことでしょうか。
袴の着付けは、随分慣れたのですが、ちゃんとした着物で、しかも、二重太鼓なんて、結んだことがなかったので、1週間前から、着付けの教科書と首っ引きで練習しました。最初に結んだときには、目もあてられないくらい悲惨だったのですが、4回5回と練習するうちに、だんだん、慣れてきました。人間、切羽詰れば、なんでも出きるようになるもんですねー。
これを機会に、気軽に着物を着れるようになりたいものです。
 
ところで、最近「ルナ子の独り言」ばかりが更新されているのには、訳があります?!
私の周りで、最近、妙に、ルナ子のページがウケているのに加えて、ルナ子が毎日、あきれるくらい、馬鹿なことをやってくれるから…。

昨日も、我が家のバカ娘は、こともあろうに自分の寝床の敷布の上におしっこをし、平気でその上に寝ていたのです!いや、それだけじゃないぞ!

な、な、なんと、えさの器の中には、金色のかぐわしい匂いのする液体が!!

「ルナ子! おしっこは外でしなさいって、何百回いったら、覚えるんですかっ! 何度いってもわからない犬には、もう言いたくありませんよっ!」
 と、怒る口調が、ついつい、どこかの誰かに似てきてしまう今日この頃…(はて、誰だろう?)。ああ…、いけない傾向だ…。自己嫌悪…。