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ちゃんと踊ってます 最近、ずーっと、フラメンコのページを更新しておらず、ふだんもあまりフラメンコの話をしないもので、友人たちから、 「フラメンコ、やめちゃったの」 と、聞かれます。 でも、ちゃんと、細々と続けてます。 でも、でも、最盛期に比べたら(週に9コマレッスンをしてたことがある!)、ほんとに練習量は微々たるものになっちゃいましたが・・・。 お仕舞を始めてから覚えることがあまりにも多くなって(フラメンコ3曲習うのと同時並行して、お仕舞の曲を毎月3曲ずつ覚えてた!今考えると、どうやって覚えていたのかわからないくらい!)、脳みそが飽和状態になってしまったので、 「一つ何かする時には、一つ捨てなきゃ仕方ないよなー」 と泣く泣く、一つずつ辞めていって、現在、めぐみ先生の個人レッスンだけ受けています。ここ一年くらいは、ずっと、「ティエント」という曲をやっています。新しい曲を覚える気力が出てこないという理由と、「1曲でいいから、納得の行く、きっちりした踊りを踊りたい。納得の行く、踊れる体を作りたい」という理由です。 同じ曲を一年通して習ってみると、わかっているようで、わかっていなかったことが次々に見えてくるような気がします。毎回、毎回、レッスンごとに、体に使い方の甘さと、奥深さを教えられますね。 体も心も、鍛えるということは、 「いかに、内側と外側のバランスを保つか。 内のものをどんどん奥深く内に探求し、外のものは、限りなく外へ広がっていくか」 ってことなんだなーと、しみじみ思います。 面白いのは、お能がフラメンコにも役に立つこと。フラメンコを踊っていて、ふと、お能の謡を思い出して、 「フラメンコのこの動きって、お能の「クリ」の時の呼吸の使い方に似てる。これは「回し」にそっくり」 とか感じることがあります。なので、「謡い」ながら踊ると、上手に踊れたりするので、感動してしまいます。そういえば、フラメンコのカンテ(歌)って、どことなく、謡いに似てるし・・・。 東西の文化の中には共通する部分って、すごくあるんだなーと思います。なので、そのうちフラメンコ仲間と、お能仲間で一緒に、仲間内だけのミニ発表会をやりたいなー、という野望を持っています。ミニ発表会の時には、 「お能とフラメンコって、こんなところがそっくりなんだよ」 って、パンフレット作ったら、きっと、フラメンコをやってる人はお能に、お能をやってる人はフラメンコにちょっと興味を持って、東西の文化の掛け橋みたいなことができるんじゃないかなー、なんて、ワクワクした気持ちになります。 人間って、相手と違う部分をいっぱい探している時って、仲良しになりにくいけれど、似ている部分を探していると、とっても仲良しになれるような気がします。 だから、ごくごく小さな文化交流かもしれないけれど、こんな風に、文化の共通性を通して、世界中の人がみんな仲良しになったらいいのになあ、と思う今日この頃なのでした。 |